肥満が身体にとって悪い理由は、肥満によっていろいろな健康障害が引き起こされることです。
肥満は、脂肪がどこに蓄積するかによって、皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満にわけられます。これらのうち問題になるのは、内臓の周りに脂肪がつく内臓脂肪型肥満です。脂肪が蓄積されるとともに血液中の脂質も増えて、高脂血症になり、動脈硬化が進行して、高血圧や糖尿病のリスクが高まります。
最近の研究では、脂肪組織は脂肪を蓄えるだけでなく、アディポサイトカインというホルモンを出していることがわかってきました。脂肪が増加すると、アディポサイトカインのなかでも、インスリンの働きが悪くなるタイプのホルモンの分泌が増加し、糖尿病を発症しやすくなります。
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